ビジネスデータセット
Businessダッシュボードは、ビジネスデータセットに手動で入力された値を計算に利用します。その結果、ビジネスデータセットは、入力された値で対応するテンプレートを自動的に更新します。
計算するには、節約された時間、節約された金額、およびAgentによって実行されるワークフローの数を使用します。Businessダッシュボードのウィジェットは、人間がワークフロー全体を完了するのに必要な手動作業時間(時間単位)と、対応する時間当たりのコストを利用する式に依存しています。
Time Saved
節約された時間は、Manual TimeとBot Runtime(Agentが特定のワークフローを完了するまでにかかった時間)との差によって決まります。この式は、Agentによって実行されるプロセスの種類に応じて調整する必要があります。
節約された時間の式
SUM([Manual Time] - [Bot Runtime]
where
Manual Time* = The time it takes for a human to complete a particular task
Bot Runtime* = The time it takes for a bot to complete a particular task
*time calculated in hours
Money Saved
節約された金額は、ビジネスデータセットに入力されたHourly Cost(時間当たりのコスト)とTime Savedを乗算することによって得られます。この式は、Agentによって実行されるプロセスの種類に応じて調整する必要があります。
節約された金額の式
([Manual Time]*[Hourly Cost])-([Bot Runtime]*[Hourly Cost])
where
Manual Time* = The time it takes for a human to complete a particular task
Bot Runtime* = The time it takes for a bot to complete a particular task
*time calculated in hours
Hourly cost = The cost it takes for a human or bot to run in an hour
考慮事項
Businessダッシュボードで使用されるデフォルトの数式を編集できるユーザは、「Creator」または「Explorer」の権限を持つ方のみです。
権限
ユーザがDATASET_RESOURCEを制御する権限を持っている場合、ワークフローのベースラインを設定できます。管理者がデータセットに値を入力していない場合、値が入力されるまでBusinessダッシュボードは表示されません。
データセットを指定するには、管理者は次のことを行う必要があります。
右上隅のSettingを選択します。
Configure Business Datasetを選択します。
3.Business Datasetページで、人間がワークフロー(エンドツーエンドのワークフロー全体が1つのワークフローであるとみなす)を完了するのにかかる手動作業時間 (分単位) 、およびそのプロセスを実行するために支払われる時間当たりのコストを入力します。デフォルトでは、新しい値が割り当てられていない場合、「Manual Time」と「Hourly Cost」はどのワークフローでも1になります。
4.「Enter」をクリックしてワークフロー値を保存します。
ビジネスデータセットへのカスタム列の追加
ビジネスデータセット表のデフォルトの列は、Manual TimeとHourly Costです。
ビジネス データセットにカスタム列を追加することもできます。データセットにカスタム列を追加するには、次の手順を実行します。
1.BusinessDatasetページで、「Add Column」ボタンを選択してカスタム列を追加します。
1.表示されるダイアログで、カスタム列の名称とデフォルト値を入力します。
3.「Save」をクリックすると、新しいカスタム列がBusiness Datasetページに表示されます。
カスタム列の名称変更
ビジネスデータセット表のカスタム列の名称を変更するには、次の手順を実行します。
1.名称を変更したい列の編集アイコンをクリックします。
1.新しく開いたウィンドウで新しい列名を入力し、「Edit」をクリックします。
カスタム列の削除
ビジネスデータセット表のカスタム列を削除するには、次の手順を実行します。
1.削除したい列の削除アイコンをクリックします。
1.新しく開いたウィンドウで「Delete」を選択します。
ダッシュボードでのカスタム列の使用
1.ダッシュボードでカスタム列を使用するには、既存のダッシュボードを編集モードで開きます。
1.「Data Source」を選択します。
1.「jhi_dataset」テーブルを検索し、それをデータソースインターフェイスにドラッグします。
1.データソースインターフェイスで既存のテーブルとの関係を選択します。